ヨガ哲学:身の回りの事やニュースなどから、いろいろ思うところ

「好き・嫌い」という思いとダルマ。調和を基準にして - バガヴァッドギータ第3章34節を読んでて思ったこと☆

「好き/嫌い」で物事を決めることは誰にでもあるけれど、 本当は、その「渦」に巻き込まれることなく、「ダルマ(調和)」を判断基準にすることが望ましいのです。
仕事ひとつにしても、本当はその仕事をやったほうが自分のためになるかもしれないし、 誰かに喜んでもらえるかもしれないし、新たな気づきがあるかもしれないし、 何かの勉強になる可能性もあるはずなのに、
「この仕事れは好きだからやる」
「この仕事は嫌いだからやらない」
という気持ちだけを基準にしていると、好きなものだけはすごく出来るようになるけれど 嫌いなものはなかなか伸びないとか、
嫌いな仕事が本当は最優先で行わなくちゃならなかったのに、嫌いだと思ってたら面倒になって 忘れていたとか、
好き・嫌いの気持ちを行動基準にしたせいで、本来生まれるはずのハーモニーが その「こだわり」の気持ちのせいで崩されてしまうのです。
対人に関してなら、
「この人は好きだから楽しく話をする」
「この人は嫌いだから避けて通る」
という決めつけ。本当は、嫌いだと思っていた人が、自分にとって最高のパートナーになったはずで、 自分にとってとても良い影響を与える人だったかもしれないのに。
ヨガのポーズも同じ。
「このポーズは好き」
「このポーズは嫌い」
そういって、例えば後屈が好きだからといって毎日ウルドゥバ・ダヌラアサナ (中学校の体育でやるブリッジのようなポーズ)しかやらなかったとしたら、 結局体はものすごく偏ってしまいます。
でも、その「好き・嫌い」の拘りのようなものを「ポイ」って捨てたとき、
色々なものが調和してくるのが分かるのです

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