ヨガ哲学:身の回りの事やニュースなどから、いろいろ思うところ

高い意識

「エコ」のコーナーに 「リアルファーは反対です。フェイクファーを購入しましょう」という趣旨の記事を書きましたが、 あなたは、どのようにお考えでしょうか?
ヨガ哲学、アシュタンガヨガの8支則のなかで、「アヒムサ」(傷めつけてはいけません。殺してはいけません。) がおそらく最初にハッと気づくところの一つかと思います。
でも、実践できている人は少ない。
もちろん、人を傷つけることはダメ(人を殺す、殴るなど)というのは殆ど誰もが親から教わる事だろうと思います。
動物に対しても愛情をもちましょうと、動物を飼う事で餌をあげたり世話をすることや、 動物園の動物ふれあいコーナーなどで動物たちと触れ合うことで、学習していくと思います。
小学校の夏休みの宿題で、植物を育てた方もいるかもしれません。
犬や猫をはじめ、色々な動物を飼っている方は特に、「動物は人間の道具じゃない」という事を感覚的に理解できるかと思います。 でも、目の前にいない動物に対しては、どの程度「痛め付けていない」と言えるでしょうか?
直接手を下していないけれど、知らないうちに「虐待に手を貸している」のをご存じですか?
自分の飼っているペットは可愛くて、毎日餌を上げて散歩に連れて行って、時には洋服まで着せて。 なのに一方では、レストランにラビットファーのついたハンドバッグを持って、 フォックスファーが飾りつけてあるフードのついているコートを着て、 食べられない程ののステーキを注文して、食べられないお肉を半分以上残していたりするんですよね。
店前にモコモコした可愛らしいラビットファーのついたハンドバッグがおいてあったり、 フードに手触りの良いフォックスが飾ってあって、なんとも言えなく可愛くて一目惚れ。
それで何も知らずに購入してしまうんです。
私もかつては、何も知らずに購入していました。
年をとったり病気で死んでしまったラビットの毛だと思ってました。
だから「全く問題ないだろう」と。
誰もそのファーがどんな風にしてできたのかなんて、考えもしないのです。
毛皮のために強制的に子供を産まされ、子供を引き離され、 産めなくなったら毛皮にされるために死んでいった動物たちの毛です。
しかも、動物たちは殺されるのが分かってる。
怖がってるんです。
それが、本当に、実にくだらないものに変身して、お店に並んでいるのです。
キーホルダー。
靴の飾り。
バッグの飾り。
フードの飾り。
気候があるていど温暖な日本ではまず必要のない、高級な毛皮のコート。
えとせとら。
毛皮のついているものを購入するときは、きちんとラベルを見て、リアルファーなのかフェイクファーなのかを 判断して購入したいです。
「セレブ」だという芸能人がTVで「安っぽい毛皮なんてつけて」と言って、 フェイクファーの毛皮を身にまとっていた方の事を冗談交じりにバカにしていました。
テレビだから冗談で言ったのかもしれませんが、
どんなにお金持ちで、
どんなに外見を装って、
どんなに高い化粧品を使って肌を綺麗にしたって、
どんなにキラキラした存在感を出していたって、
その方の内側からは、「エゴ」が漂っていました。「私はセレブだから」と。
気が付いてみると身の回りで、「私、毛皮大好き」というヨガ・ティーチャーは、一人も居ないような気がします。
つまり、毛皮は、自然じゃないんですよね。
外見上の美しさなんて、まやかしです。
外側を飾ることが無意味だとは言わない。それで気分も楽しくなるし、明るい気持ちになれるから。
でも、必要以上のこだわりは、全く無意味だと思います。
下記のホームページに、署名が出来るところがあります。是非、ご協力をお願いします。
動物の毛皮に関して

コピーライト

本サイト内で使用している文書、写真を無断転載することは、一切お断りします。

ホームページやブログ上で文章を引用する際は、
YunaYogaのホームページから引用したことと、URL「http://yunayoga.net」を必ず記載してください。

Copyright © 2011-  YunaYoga  All rights reserved.
Design by http://f-tpl.com